教学研究会

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第65回教学研究会



 【日時】令和8年6月19日(金)
 【場所】金光北ウイングやつなみホール

  教学研究所では、本教信仰の現状や全教が当面する諸問題をめぐって、教学研究の課題意識と全教の問題意識との対話を行い、教学的課題の明確化と研究内容の充実を図るべく、教学研究会を開催してきています。
 この度の第65回教学研究会は、【個別発表】と【全体会】を行います。全体会では、「〈つながり〉を問い直す―信心のありか、そのゆくえ―」をテーマに、嘱託斎藤文彦氏〈龍谷大学教授〉による講演に続いて、所内外からのコメント、全体討議を行います。

〈つながり〉を問い直す―信心のありか、そのゆくえ―


 私たちは今日、かつてないほど互いに「接続」された時代を生きていると言えます。技術的な進歩にとどまらず、今や誰もが手軽に他者と結びつく環境が日常に浸透しています。しかしその一方で、現代はしばしば「分断の時代」とも呼ばれます。それは、容易に接続できるがゆえに、知らず知らずのうちに似たような価値観が支配する空間・関係性の中に埋もれ、考えや文化の異なる他者との隔たりをかえって際立たせてしまう、現代特有の状況を表しているのでしょう。

 ただ、私たちはそこで少し立ち止まってみる必要があります。多様な差異が可視化された現在の状況を、性急に悪しき分断と悲観する必要はないのかもしれません。これまで見えにくかった差異が浮き彫りになり、私たちがその現実に直面しているのだとすれば、手軽な接続が生活のインフラとして根づきつつある今こそ、生身の他者と出会い、関係を築いていく本質的な「かかわり(コミュニケーション)」は、むしろこれから始まる段階にあるとも言えるからです。

 教内においてはこれまで、「あいよかけよ」や「神人物語」という言葉で象徴的に語られてきたように、私たちは信心に関わって、神と人、人と人との〈つながり〉を重んじてきました。しかし、それが限られた認識枠組みに留まるものであったならば、改めて根本からそのあり方を問い直していく局面を迎えていると言えるでしょう。では、そのために今、いかなるアプローチが求められているのでしょうか。

 これまで、とかく信心は個々人の内面的な領域に属するものと考えられがちでした。しかし教祖の生涯や先人たちの歩みを振り返るとき、信心は神と人、人と人との関わり合いや、具体的な生活・社会という「場」の中に立ち現れ、育まれてきたといえます。であれば、〈つながり〉の問い直しは、個々人の意識の問題だけでなく、「関わり」や「場」の捉え返しとして「果たして私たちの信心はどこにあるのか」と問いかけていくことにあるのではないでしょうか。

 そこで本年度は標記のテーマを掲げ、信心や社会、世界、人間の捉え方を見つめ直していく手がかりを得るべく、講演と全体での討議を行います。講演では、効率主義や過度な自己責任を強いる現代の経済システムに対し、「分かち合い、助け合い」を基盤とする「社会的連帯経済」の可能性を探求されている斎藤文彦先生(本所嘱託・龍谷大学)を講師にお招きし、研究の背景や現代社会・本教信心をめぐる問題提起を頂きます。続いて、国際センター次長の藤本拓也氏(元本所所員)と教団史研究の山田光徳所員がコメントを行い、全体討議を通じて上記の問題に迫りたいと思います。

※詳細は下記リンクよりダウンロードしてご参照ください。
第65回 教学研究会 開催案内(PDF形式)



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